JTBでは使えないJTBナイスギフト。JCBギフトカードとの違いは？

　最終更新日:2016/11/12

公開日： 2015/03/23 　最終更新日：2016/11/12

JCBギフトカードに旅行代理店「JTB」のマークが入った「JTBナイスギフト」というギフトカードがあります。基本的にはJCBギフトカードの利用可能店舗で使えるのですが、ナイスギフト特有の癖があるので、利用に当たっては注意が必要です。このページでは、JTBとJCBの違い、JTBナイスギフトの使い勝手を紹介します。

JTBナイスギフトって何

まず、これがJTBナイスギフトカードです。（これは2015年3月までのデザイン）通常JTBギフトカードのマークがあるところにJTBのロゴと共に「ナイスギフト」と記載されているのが特徴ですが、一見するとJCBギフトカードと大きな違いはありません。ところが、JCBとJTBで一文字違うだけなのに、使い勝手には結構違いがあります。

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JTBの赤いロゴが入っている。

JTBナイスギフトはJTBでは使えない

これは旅行業界関係者の間で有名なのですが、JTBナイスギフトは、JTBで売っている商品券なのにJTBでは使えません。「旅行にしか使えない」と思ったら、むしろ、「旅行には使えない」のがこの商品券。商品券をもらった人が、JTBマークがついているということで、JTBで旅行商品を買いにいくと「この商品券では支払えない」と言われてしまいます。

JTBで支払いができる商品券は、「JTB旅行券」「JTBトラベルギフト」の2種類で、ナイスギフトとは別ものです。なんとも紛らわしいですが、JTBではさまざまな商品券を販売しています。そして、JTB旅行券よりこのナイスギフトのほうが売れているそうです。やはり、商品券というのは、「どこでも、何にでも使える汎用的なもの」の方が人気があります。JTBでも使えるようにしてくれれば文句はないのですが。JTBは何のためにこのギフト券を販売しているのでしょう･･･。

JCBギフトカードが使える旅行代理店もダメ

JTBナイスギフトは、基本的にはJCBギフトカードの利用可能店舗で使えるのですが、JCBギフトカードが使える店舗でも、JTBとライバル関係でもある他の旅行社では使えません。以下が使えない旅行社です。

日本旅行
阪急交通社
農協観光

ヤマダ電機UCギフトカードならビックカメラでもヨドバシでも使えるのに、旅行業界は世知辛いですね。

レジで勘違いされることも

JCBギフトカードが使える店舗でも、ごくたまに、レジで店員に「これは使えない」と言われてしまうことがあります。JCBが使えればナイスギフトも使えるのは間違いないので、不勉強な店員さんには、「JCBと同じはずですよ」とひとこと教えてあげてください。めんどうですね！

ナイスショップという別の商品券もあった

JTBがJCBと提携してナイスギフトを販売する前には、JTBオリジナルの「ナイスショップ」というギフトカードを販売していました。こちらは、今でも金券ショップで、ほんの少し流通しているのですが利用可能店舗はまったく異なります。2008年までは海外でも使えたようです。

金券ショップではJCBと同じ扱い

金券ショップで中古での買取り価格（換金率）や販売価格は、JCBギフトカードと同じ扱いになっていることが多いです。オンラインショップでも当然、「旅行券」ではなく「信販系」のカテゴリに入っています。扱いが雑なショップだと、JCBギフトカードと混ざって売っていることもあるので、日本旅行などで使おうと思っている場合は注意が必要です。